Amazon Linux AMI 2017.09 のリリースまとめ
弊社が運営しているブログサービス muragon はAWSを利用してインフラを構築しています。
先日、Amazon Linux AMI 2017.09 がリリースされたので内容をまとめてみました。
Amazon Linux AMIは、AmazonがEC2用に提供しているLinuxイメージで半年に一度リリースされています。
非推奨になったパッケージ
以前から予告されていたとおり、下記のパッケージが非推奨になりました。
非推奨になるとクリティカルなセキュリティアップデートしか行われくなり、最終的にはリポジトリから削除されてしまうようです。
- gcc44
- java-1.6.0-openjdk
- mysql51
- openssl097a
- php53
- php54
- postgresql8
- ruby18
- ruby19
- ruby20
- ruby21
- tomcat6
予告リスト中のpython26については、今回のリリースノートの中からは記載が消えていました。
また、tomcat6は既にリポジトリから消えていました。
Kernel 4.9.51
前バージョン(2017.03.1)のカーネルバージョンは4.9.43。
Googleが開発したTCP輻輳制御アルゴリズムのBBRがサポートされています。(デフォルトでは無効)
EC2 Systems Manager (SSM Agent)
EC2インスタンスの設定やスクリプト実行がリモートから一斉に行えるEC2 Systems Manager (SSM Agent)がデフォルトでインストールされるようになります。
新しいパッケージ
- Postgres 9.6
- Ruby 2.4
- Python 3.6
- Mysql 5.7
- Tomcat 8.5
tomcat8 パッケージが8.0系から8.5系へリプレイスされるので注意が必要 - Nginx 1.12.1
- Squid 3.5
- OpenMPI 2.1
- GCC 6.4
その他
OpenSSLのバージョンが1.0.2kとなり、httpd24、nginx、curlでhttp/2がサポートされるようになっています。
muragonのEC2インスタンスも順次アップデートを行なっていきます。