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DroidKaigi2018 に行ってきました

2月8日と9日の二日間、Androidの技術カンファレンス DroidKaigi に参加してきました。
面白い講演ばかりで開発のモチベーションも高まったので、良かった講演を資料付きで軽く紹介したいと思います。


Kotlinアンチパターン


muragonのAndroidアプリはJavaで書かれていますが、将来的にKotlinへの移行を考えています。
Javaエンジニアにはあまり馴染みのない言語機能や文法解説が実際のコード例と一緒にまとめられており、非常に分かりやすかったです。
Nullableの扱いなどは躓きやすい部分だと思うので、実装の際は注意したいと思います。


実例で理解するMaterial Design Animation


マテリアルデザイン準拠のアニメーション機能の実例です。
実装の解説で登場するShared Element Transitionとは、公式ドキュメントによると

Shared Elements 遷移は、2 つのアクティビティで共有されているビューが、各アクティビティの間でどのように遷移するかを決定します。 たとえば、2 つのアクティビティで同じ画像を異なる位置とサイズで使用している場合、changeImageTransform 共有要素の遷移によって、2 つのアクティビティの間でスムーズに画像が変換されスケーリングされます。

目的としては、Activity間の遷移で共通の要素(画像など)があった場合、それをアニメーションすることで視覚的なつながりを持たせてUXの向上を図る、といったもののようです。


そもそもネイティブアプリのUIアニメーションに関して、実装コストの割に効果が薄いんじゃないか…といった考えを今まで持っていたのですが、正しく扱えば見合った効果が得られる事も理解できましたので、いずれ挑戦してみたいと思います。


Android Studio30分集中超絶技巧100選


Androidの開発に携わるようになり、Android Studioを初めて触った際に操作方法やショートカットについては一通り調べたつもりだったのですが、まだまだ使いこなせていないことが分かりました…開発速度の向上に直接繋がるので、少しずつ覚えていきたいと思います。


Gradleプラグインを作って開発効率を改善しよう


build.gradleでは書き出したAPKのファイル名やビルドタイプ・プロダクトフレーバーの振り分け設定ぐらいしかしていませんでしたが、ファイルの自動展開や出力先の表示などをはじめとした細かい機能も共通化できるとの事で非常に興味深い内容でした。


プラグインの開発と聞くと敷居が高そうな感じがしますが、手順もそれほど複雑ではないので、build.gradleの構成を見直す意味でも一度作ってみるのもアリかな、と思いました。


まとめ

各講演の内容が素晴らしかったのは言うまでもないのですが、会場全体が活気のある良い雰囲気に包まれていて、とても快適に過ごすことができました。
次回の開催が今から楽しみです。


おまけ
お昼に配布されたランチボックス。美味しかったです

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